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走る日のはじまり
京都を朝に出てそのまま京都縦貫道を北へ。日帰りだし時間もきっちり決めてない。ただ、天気も悪くなさそうだったし、ちょっと遠くまで走りたくなった。ひとりで走るのも好きだけど、この日はなんとなく友達とドライブしたい気分だった。
最初にあったのは「どこか行きたい」じゃなくて、「走りたい」って気持ち。話しながら、音楽を流しながら、延々と続く道を走り続けたい。そうやって考えているうちに、「じゃあいちご狩りでもしに行こうか」「せっかくだから海の方まで走ってみようか」って話がまとまっていった。
目的地よりも走る時間を大事にした一日。きょうはそんな一日を少しだけ綴ります。
写真で走る「いちごと海へ」
今日の相棒はトヨタのライズ

今回はレンタカーを借りてドライブをすることにした。いつもとは違う車でドライブをするのも好きだから、時々こうやってレンタカーを使う。借りたのはトヨタのライズ。コンパクトなSUVだから乗りやすさ抜群。
レンタカーだからと特別な準備をするわけでもなく、ナビを入れて、音楽を流して、あとは走り出すだけ。今日はこの車と一日を過ごすことになる。普段運転しない車に少し緊張があるけれど、気持ちの良いドライブを期待してアクセルを踏んだ。
京都縦貫道を北上して

京都から福井へは二つのルートがある。琵琶湖沿いを北上するルートと京都縦貫道を北上するルート。今回はあえて遠回りとなる京都縦貫道ルートを選んだ。北へ北へとどんどん北上する。進むにつれて空気が少しずつ変わっていくのがわかる。気づけば車を降りた先には海が広がっていた。
まだ目的地には着いていないけど、こうして一度立ち止まるだけでもう十分遠くまで来た気がする。今回は急ぐ必要もなくて、ただ北へ走ってきた、その途中にいる。
いちご狩りで小休止

この日の目的はいちご狩り。走りたい気分から始まった一日だけど、ひとつ目印になる場所があるとドライブにも自然と流れが生まれる。
甘いいちごを食べながらここまで走ってきた道のことを少し思い返す。ドライブで少し疲れた体に自然な甘みが染み渡る。車を降りて、また乗り込んで、気ままな一日が進んでいく。
せっかくだから海鮮を

気づけば昼をだいぶ過ぎていた。「せっかく海の近くまで来たんだから」という理由で海鮮定食を食べることにした。窓越しに海の見えるお店で海鮮をいただく。
観光らしいことをしようと思っていたわけじゃない。本当に気ままなドライブ。でも、走った先でその土地のものを食べると、この一日はちゃんと楽しんだ日になる、そんな気がする。
目的を終えてまた走る

いちご狩りをして、海鮮も食べて、あとは帰るだけ。そう思ってから後少しだけ走ることにした。
海を横目に見ながら走る時間は行きよりも気持ちが軽い。帰り道はちょっと寂しいけれど、ただ景色を眺めるための気軽な時間になったとも言える。思えば遠くに来たもんだ。そう思いながら海沿いを走り帰路についた。
走って、ふと思ったこと
走っている時間が何より残る
歩く旅だとどうしても立ち止まる場所が記憶の中心になる。でも車で走っていると、考えごとは景色と一緒に流れていく。話している時間も、黙っている時間も、どちらも同じ速さで進んでいく感じが心地よい。
ドライブは不思議で、目的地で何をしたかよりも走っている最中のことのほうが強く残っている。
誰かと走るということ
ひとりで走るのも好きだけど、この日はひとりではなかった。同じ方向を見ながら同じスピードで進んでいく。その感じが心地よい。一人とは違う車内。歌ったりラジオに耳を傾けたりはしない道中だけど、いつもとは違う声に溢れた空間は何か良かった。
目的地を決めすぎなかったからこそ、会話も沈黙も自然で気楽な一日だった。
そっと置いとく、今日の車
今日の車メモ
今回のドライブはレンタカーのトヨタ・ライズで楽しんだ。大きすぎず、取り回しも軽くて、今日みたいな日帰りドライブにはちょうどいいサイズ感だった。
特別な装備や性能を意識する場面はなかったけれど、一日を通して安心して走れたという事実だけあれば十分だと思う。
今日の道のり
京都から福井まで、朝から夕方まで走る一日。長すぎず、短すぎず、ちょうど良い距離だった。高速道路からちょっとした山道も海沿いも混ざるルートだったけど、走っていて無理を感じる場面はなかった。
景色を邪魔しない存在
今日のドライブでは車そのものを強く意識する瞬間がほとんどなかった。それはたぶん、この一日の主役が車ではなく、走っている時間だったからだと思う。ライズはトヨタらしい優等生な車で、癖も何もない優秀な車だった。
窓の外に広がる海や流れていく景色を邪魔せず受け止めてくれる。そういう真面目さがこの日にはちょうどよかった。
帰路の余韻でしめくくり
海を背にして車は南へ。行きと同じ道のはずなのに景色の見え方は少し違っていた。もう十分に走ったという気持ちと、まだ終わってほしくないという気持ちが共存していた。
特別なことをたくさんしたわけじゃない。いちごを食べて、海を見て、少し遠くまで走った。それだけの一日なのに満足感は十分以上にあって、夜の運転席で一人、旅の余韻に浸っていた。
海風を受けてひた走る。そんなちょっとした日帰りドライブが何よりも楽しい、そんなふうに思う一日だった。

