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きょうの旅のはじまり
滋賀を旅するならここは外せない。そう思って向かったのは「ラコリーナ近江八幡」。 たねや・クラブハリエが手がける、まるで日本の古き良き里山の世界に迷い込んだような場所。
バームクーヘンが有名なお店という予備知識はあったけれど、実際に訪れてみるとそこは単なるお菓子屋さんの範疇を軽々と越えていた。広大な敷地に広がる緑、計算し尽くされた建築、そしてそこに流れるどこかゆったりとした時間。
甘い香りに誘われながら、五感のすべてが刺激されるようなそんな特別なひとときの記録。 写真と一緒にあの場所の空気感を振り返ってみようと思う。
写真で歩く「ラコリーナ」
余裕のある駐車場がありがたい

見ての通り駐車場がとっても広い。一台の枠も狭くないのでゆとりを持って駐車できる。バック駐車に自信がない方でも安心できる広い駐車場だから気軽に立ち寄れる。
平日にオープンから1時間ほどしてから訪れたけど駐車台数には余裕があった。駐車場から入り口まではそれほど遠くないいけど、少しでも入り口付近に駐車したいなら建物寄りに停めると良いでかも。今回は特に意識せず適当に空いてるところに停めたけど全然問題なかった。
里山を思わせる可愛い外観

駐車場から建物に向かう道のりがすでに素敵。お菓子と自然をテーマにしているというだけあって、里山チックな可愛さと美しさを兼ね備えた素敵な通路と建物がお出迎えしてくれる。自分の原風景ではないのにすごく落ち着く。

建物の前まで来るとベンチが並ぶ軒下休憩スペースがあった。カフェでもバームクーヘンを食べられるけど、テイクアウトでバームクーヘンを購入してここで食べるのも気候によっては良さそう。雰囲気がすごく良くてちょっとの間座ってた。
中庭はもっと広くてすごい

中庭に進むとひろーいひろーい中庭が登場。小川に細道にと、自然がいっぱいな広大な庭。これでもまだ拡張中で訪れた時も拡張工事を行なっていた。これよりさらに広がるなんてすごい。
ここはテーマパークでも遊園地でも自然公園でもなくてバームクーヘン屋さん。その一角がこれってすごくない?人もそれほど多くないから道中にあるベンチに座ったりして景色を眺めているだけでも気持ちよさそう。

中庭はこんな撮影スポットも。今回はあまりにも眩しい太陽光を受けてしまって全然映えていないけど、上手に撮れば可愛いこと間違いなしな撮影スポットが何個所かあった。
このミニチュアドアとラコリーナの文字が本当に可愛らしくて、子連れファミリーがひっきりなしにやってきて撮影していた。気持ちはわかる。
店舗内を散策

広い広い中庭で自然を堪能したら次はお待ちかねのバームクーヘン。ということで建物内へ。あれもこれもどれもバームクーヘン!置いてある商品は全てバームクーヘン。甘い匂いが食欲をそそる。

普通のものはもちろん、贈答用や切れ端、出来たて、一本丸々。いろんなタイプのバームクーヘンが並べられていて、みているだけで楽しい。こんなにたくさんのバームクーヘンを見たのは生まれて初めて。どれもこれも美味しそうで早く食べたい。

いろんなバームクーヘンがあったけど、その中でも圧倒的な迫力だったのが1本焼き。焼いたバームクーヘンをカットせずに一本丸々買えるらしい。
流石にお高いし食べきれないしで買わなかったけど、ホームパーティーに持って行ったら盛り上がりそうな大迫力の一品で興味をそそられた。
バームクーヘンを買う前に


さっそくバームクーヘンを買おうと思ったんだけど、横にバームクーヘンの工場見学があるのに気がついてしまった。
そこでバームクーヘンのパッケージを見たり、年季の入ったバームクーヘンオーブンの1号機を見たりしながら先へ進む。

すると現れたのがバームクーヘン工場。大量のバームクーヘンが並んでいてすごい光景。圧巻のバームクーヘン。
焼く工程から、カットや砂糖コーティング、いろんな工程を経てバームクーヘンが完成していく。そんな一連の流れを見学することができる。一人で見学していた子どもが目を輝かせながらひたすら自動でカットされているバームクーヘンを見つめていた。いい大人の私も釣られてしばらく眺めてしまった。
バームクーヘン買っちゃった

工場見学を終えてすぐバームクーヘンを買った。せっかくだからあまり見ないバームクーヘンの端っこを買ってみた。
これがなかなかの重量感。出来たてバームクーヘンと値段は同じぐらいなのに量は倍ぐらい違いそう。せっかくなら出来たてをと思ったけど、空腹だったから欲望に負けて重量感の方を選んでしまった。
このバームクーヘンが甘くて美味くて大きい。中庭の長閑さを堪能しながら半分食べたぐらいで満足感が押し寄せてきた。残りはお持ち帰りして車で食べることに。

次にバームクーヘンとは異なるスイーツを買ってみた。買ったのはソフトクリームにバームクーヘン生地のクッキー的なものを乗せた最高の組み合わせのスイーツ。甘くて甘くて甘くて⋯⋯とっても美味しい。
サイズ的には小さめだけどこれがちょうどいい。なんならさっきのバームクーヘンはお持ち帰りにして、これだけ食べても良かったぐらいに美味しい。ワンコイン以下で食べられるデザートとして大当たりの部類かも。
ふと、思ったこと
ちゃんとゆっくりしていい場所
ラコリーナ近江八幡って名前だけ聞くと有名なお菓子屋さんって印象が強い。でも実際に行ってみると何かを買うための場所という感じがあまりしなかった。もちろんバームクーヘンは売っているんだけど。
散歩をしたりゆっくりしたりバームクーヘン工場を覗いたり。意外となんでもできる。有名だからバームクーヘンを買いに行くというよりも寛ぎながら甘味を楽しむ。そんな場所だった。
甘いものは景色の一部だった
バームクーヘンは確かにおいしかった。甘くてしっとりで本当に美味しい。
でも、バームクーヘンの味そのものよりも、長閑な雰囲気の中で食べた時間の方が記憶にしっかりと残っている。甘いものが主役のお店だけど、雰囲気も良いから、甘いものは景色に溶け込んで体験そのものが思い出になっている。
風に吹かれながら自然を眺めて甘いスイーツを口に運ぶ。その全てが良かった。
また来たいが自然に浮かぶ場所
帰り道「また食べに来ようかな」なんて自然と考えていた。バームクーヘンの甘味と里山を感じさせるような長閑さ。それらが相まって日本の原風景を思い起こさせるような感覚があった。
滋賀に来たらまた来たいな。またスイーツを食べながらふらっと散歩をしたいな。そんな風に思わされる場所だった。
そっと置いとく、豆知識
昼前でも思ったより落ち着いていた
訪れたのは平日の昼頃。もっと混雑しているのを想像していたけれど、敷地内は比較的ゆったりしていて人の流れも詰まる感じはなかった。バームクーヘンもほとんど並ばずに買うことができてラッキー。混雑がないから休憩で疲れるなんていう本末転倒なこともなくて最高だった。
テイクアウトがちょうどいい
中にはカフェもあるけれど、個人的にはテイクアウトをお勧めしたい。やっぱり風景が良いしベンチもたくさんある。好きなところを歩いて、好きなところで座って、そしてバームクーヘンを頬張る。それが最高な気がする。
駐車場はすいていて到着もスムーズ
この時間帯でも駐車場に余裕があって到着してすぐに車を停めることができた。ドライブ途中の立ち寄りでも気負わず寄れるのは助かる。道中もそれほど混んでいなくて、駐車場もすいていて、駐車場からお店までも近くて。休憩には最適なスポットに間違いない。
旅の途中に組み込みやすい立ち寄り先
琵琶湖一周ドライブの1日目の途中に立ち寄ったけど、滞在時間を短くも長くも調整しやすい。次の目的地へ向かう前の休憩ポイントとして使い勝手のいい場所だと感じた。入場料は無料だしドライブのお供にスイーツも買えるし。
旅の余韻でしめくくり
甘いものを食べて、少し休んで。それだけなのに気持ちがちゃんと整った感じがあった。
この日は琵琶湖一周ドライブの1日目。ここで無理に詰め込まず、いったん足を止められたのがよかったのかもしれない。
満足感があって、少し体が軽くなったような気がして、次の目的地へ向かう車の中も気分は自然と前向きだった。またドライブを続けよう、そう思える余白をくれた立ち寄り先だった。


