旅と暮らしのはざまで

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じもの亭のマグロの中落ち定食はあまりにも巨大だった

きょうの旅のはじまり

金沢に来たなら一度は市場でごはんを食べたいと思っていた。金沢の市場といえば近江町市場。この市場の中にある「じもの亭」で提供される、とあるものをお目当てに市場へと向かった。

目当てのものとはマグロの中落ち定食。個数限定である日もあればない日もあるし、あっても極僅かということもある。絶対にこれを食べたいと思い、開店前から並ぶことにした。

きょうは金沢のじもの亭でマグロの中落ち定食を食べた、インパクト抜群の食事を振り返ります。

写真で歩く「じもの亭」

マグロの中落ち登場

席についてほどなく、マグロの中落ち定食が運ばれてきた。まず目に入ったのは大きなお皿からはみ出すマグロの中落ちの存在感だった。思っていたよりもはるかに大きく、骨の周りにはしっかりと身が残っている。

定食だから当然、白米や味噌汁もついている。が、マグロの中落ちが大きすぎて霞む。手よりも大きいなんてもんではない。写真に撮ってみるとサイズ感がバグるぐらい大きかった。

数量限定というだけあって凄まじいインパクト。あまりの迫力にあっけに取られた。予想していたよりもはるかに大きいものが出てきたから。

こそぎ取って食べるという体験

スプーンで身をこそぎ取る。一口食べて、またこそぐ。その繰り返しが思った以上に続く。食べても食べてもなくならないのではないかと思うほどマグロを満喫できる。しかも、こそぐ場所によって脂の量や味が少し異なって無限に楽しめる。

味は文句なしに絶品。見た目のインパクトだけではなく、マグロの旨みを全力で味わうことができた。正直、マグロ好きとしては最高という他なかった。

ほとんど骨だけにして

黙々と食べ進めていくと、お皿の上には骨が目立つようになっていた。骨が見えてくるとしっかり食べたという実感が出てくる。

白米も味噌汁も漬物ももうない。かなり序盤になくなってしまった。だからマグロを黙々と食べる。この写真の後も、身がこそげないほどなくなるまで黙々と食べ進めた。

もう一つの選択肢、海鮮丼

マグロの中落ち定食が有名なじもの亭だけど、海鮮丼ももちろんある。当初はマグロの中落ち定食を二つ頼むつもりだったけれど、後ろに待つ人がいたから一つは譲ることにした。結果的にこの選択は正解だった。マグロの中落ち定食が二つだったら間違いなく食べきれていない。

この後、大満足のまま金沢の観光へと繰り出した。

ふと、思ったこと

並ぶ価値がはっきりとある

数量限定で仕入れによって数も変わる。だから早く来る必要があるし、並ぶことで時間を無駄にしてしまう。だけど並ぶ価値がある。実際に食べてみて、ただ話題だからではなく「これは並ぶ人もいるよな」と素直に思った。間違いなく並ぶ価値のある逸品だった。

大きさはサービスじゃなく結果

マグロの中落ちは見せるために盛られている感じがしなかった。無理に作った様子もなく、ただ仕入れたまま出している印象。結果として大きく見えるだけで、そこに余計な演出がないのがよかった。ドンっとそのまま出される迫力が何よりも良い演出なんだと思う。

旅の中で強く残る一食

金沢では他にも色々食べたけれど、あとから思い返すとこの一食が一番はっきり浮かぶ。量や値段だけじゃなく、体験として記憶に残る食事だった。間違いなく、この金沢旅のハイライトはじもの亭のマグロの中落ち定食。

そっと置いとく、豆知識

マグロの中落ち定食は数量限定

じもの亭のマグロ中落ち定食は仕入れ状況によって提供数が変わる。毎日必ず出るわけではなく、数も日によってまちまち。だから開店前から並ぶ人もいる。食べたいなら並ぶのが必須。

場所は近江町市場

じもの亭は金沢の近江町市場にある。周囲には観光客向けの店も多く、昼前後は人通りが増えやすい。この日は平日の朝だったこともあって並んでいる時間帯は比較的落ち着いていた。

食べるのに時間がかかる

マグロの中落ち定食はあらかじめ食べやすく加工されたものではない。骨についた身を自分でこそぎ取って食べるスタイル。食事のテンポは自然とゆっくりになる。

旅の余韻でしめくくり

じもの亭を出て市場の通りに戻ると、昼前の時間帯らしく観光客の姿が目立ってきた。並び始めたときの静けさと比べると、短い時間でも街の空気が変わっているのがわかる。

マグロの中落ち定食は、量の多さや見た目のインパクトだけでなく、並んで食べるまでの流れも含めて印象に残った。数量限定であることや、後ろに待つ人の存在を意識してメニューを変えたのが正解だったことも含めて、この日の金沢らしい体験だったと思う。

派手な観光地を巡ったわけではないけれど、最高の一食を求めて時間を使い、その結果が最高の体験だった。今回の金沢の旅の中で、この一食がハイライトだったことは間違いない。このあとも旅は続くけれど、しばらくはこの満腹感と余韻を抱えたまま、次の場所へ向かうことになった。

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